MRQIIシボンヌ(´・ω・`)

 旧版の高レベル、種族別、神知者サプリなどトンがった部分のアップグレードは置いてけぼりな一方、コア周辺の基本的なものを充実させつつ、パヴィスシナリオや不変の書など新しい方向性を打ち出すといった,順調なのかそうでないのかアレな感じだったMRQ2ですがどうやら、マングースはMRQ2のラインを閉じる事にしたようです。


死ぬの早いなオイ!


継続の受け口としてはWayfarerなる、MRQ2と100%コンパチするシステムで行うようで、現状の非グローランサ・ラインナップはそちらで引き続きサポートするらしく、要はグローランサ用RPGとしての側面を切り捨てるって事なんですかね。
MRQ2に版上げして、ようやく基本的なものがそろったかと思ったら、いきなり死亡とか!
ここはあまりにあんまりだったMRQ1コアの整理/改定をしてくれただけまだマシと脳内変換しておくべきなのだろうか?
種族サプリとかはMRQ1からコンヴァージョンすればまぁ、遊ぶのに問題はないんだろうしなあ
詳しくはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/mallion/20110525/p1


これは果たして今のうちに買えるものは回収しておくべきという流れなのか
しかしMRQ2関連のアイテムは流通が変わったのか、何故かMRQ1を仕入れていたところでも取り扱ってない事が多いので少々面倒ですが。
どうせOCFかけるんだから、もう初めからPDFだけでいいや。と言う気も


ルールに穴が多いとか、数字が壊れてるとか、記述が分散錯綜していてわけわかめだとか、アレな感じの印象のMRQですが、私的にはある意味その振り切れた大味さが魅力でもあったんですが。
その辺の事は、RQ3rdだって大概な代物だったし


だってオフィシャルなサプリメントの範疇でかなり酷いキャラ作れるんだぜ。コレ
「毎ラウンド11回攻撃して、10回回避して10回カウンターを打てる神知者マーシャルアーティスト」
とか
「ファストドロウで抜いたバトルアックスをフリーアクションで両手に持ち替えて、両手持ちで8m放り投げて、ウェポンマスタリーでダメージダイスを倍にして、もし1ptでもダメージが通ったなら、レジェンダリースキルの効果で命中箇所を頭部に変えて漏れなく首をフッ飛ばす動作を1CAで行う。しかもその気になれば、初手フルアタックするので最大4発投げる。投擲用のバトルアックスはencから考えれば十数本持てるし」
みたいなのとか

まぁ、上の例は端々の裁定でかなり好意的な解釈をしているというか、実際自分がGMのときこのPCを認めるかといわれるとイヤンな感じなんですが。
その一方で「こんなところで今更バランスとか言い出してもなあ。」みたいな部分もあるわけで、その辺の大味さあってこそのMRQだと思うわけですよ。
もうあれだね、キャラクター作るならマスターレベル以上がデフォルトとしか!
今更、馬鹿正直に成人したばかりの平信徒の小僧っ子とかやらんだろう。


システム的な事をいえば、この辺の酷い事になるレンジェンダリースキルだのルーニックパワーだのが、もーちっとヒーロークエストと関連づけれなかったのか。という気もしますが。
ルーンを得て、結果パワーを身につけるって部分がルール化されたのは結構大きいと思うんですがねえ。
とはいえ得られるものが精霊魔術ってのはショボすぎという気もしますが!
まぁ、最近のHQ的にはヒーロークエストは、共同体の利益の為というか、年中行事みたいなもので、個人的なパワーを得るためにどうこうって部分は小さくなってるんですかね。どうなんだ?


いまいち魅力がないだの色々いわれてる舞台設定も、何もかもが破滅に向かっていく世界で、わりかし外道気味な力に手を染めた二つの帝国の厨能力者達が、せめて最後まで自分たちの生存圏の世界秩序を維持しようと、大局は覆せないまでも個々の尊厳を賭けて絶望的な戦いに立ち向かう。とか、割といい感じだと思うんですがね。
やはり、対抗すべき障害が魔術的なバックファイアという具体的に殴り合って勝利する敵じゃないからか?


まぁ、色々語ったけど、実は結局ただの一回も実プレイしてないんですが
なにか早くもお通夜のような、死んだ子の良いところを愛でるような話になってしまった。