で、中南米風RPGといえばドラゴンシェルですが

色鮮やかなジャングルと民族的威容、褐色の肌のおっぱい要員と背後に光臨する白銀のクリーチャー、そしてなぜか、一番力をいれて描かれてる豹!

あまりに完璧なヴィジュアルイメージを表紙に据えたこのゲームですが、使う予定もないので投売りされていたのを保護した後、持っている事すらきれいさっぱり忘れてました。
それで、今回、初めて目を通したが中身はなんだかスゴかった。


あくまでも完璧な表紙に対して、いきなりものっそい手を抜かれる中のイラスト!同じ人が描いてるのに!
普通なら「なんて不誠実な人間なんだ」と、大して関係もないのに義憤に燃えそうになるところだが、ブランドがグランペールだとよほど買い叩かれたんだろうかと、むしろ変な心配をしそうになってしまう。

全角括弧の字詰めが変という非常に素人くさい失敗をしてるのも、同じく「よほど金がなくて、もしやシミケン自らレイアウトを〜」と無用に不安感を掻き立てますがまぁ、それはともかくだ。
なんか、本文の送りがありえない割付になってる。フレーバー部分だから単語さえ目に入れば文章として読めなくてもイメージは伝わるって事か?
それにしても、こことか酷過ぎだろw


あと、2006年発行の本で「スオード」の四文字を目にするとは思わなかった。いやまぁ、英語のカタカナ表記じゃなくてナーガアロカ語である可能性も捨てきれないが。
或いは世界設定をこっそりリンクさせてるっぽいブルフォレ辺りに関連したもってまわったネタなのかもしれないが、他のシミケンゲーを見たことないので、まぁ、わからん。


マップは正三角形をつらねたトライアングルヘックス

え!空戦マニューバーを売りにしてるような事言ってたのに、120度毎旋回ですか?と無駄に不安になる


実はこう使うらしい

ユニットは線の交差点に置き、線は移動ベクトルというか方向を指し示すものらしい....えーと....スマン、普通のヘクスマップでも何の問題は無いような???
うん、まぁ、線を引くのがわずかに楽な気がしないでもないし、まぁ、ヘクスマップじゃなきゃ駄目って理由もないんですが
マップは一見美麗なようだが、よく見ると実は何が描かれてるか判らなかったりドットが容易に見て取れるくらい荒かったり、いかにも適当に描きました感が漂っていて、例によってついついグランペールの台所事情が心配になってしまわなくもない。


と、まぁ、主だったツッコミどころは、本筋と関係ないところで色々あったりするんですが、まぁ、本編がどんなゲームかというと、「何か体に中二玉を埋め込まれたアズテックおっぱい亜神が、やたらヌトヌトしてそうなオーラバトラーにのって(ツクダの)ウイングキャリバー・キャンペーンをする。」くらいの感じです。

ウイングキャリバーっぽいとは言っても印象の問題でルールとしてはプロット記述じゃないので安心。
どっちかというと空戦部分のルール周りはAHのフライトリーダーっぽい。


まぁ、プロット記述をせずにある程度細やかな動きを表現しようとしたらあれくらいのルールになるってだけかも
ちょっと、高度、加速マーカー・シートをつくりたくなるような気がしないでもない。


一発ネタのシステムかと思いきや一応、他にサプリも出てるようですが、そちらの表紙絵はユニット・シートの端にかかれているのと同じもの。

例によって、豹に一番力が入ってる!何故だ!
蛙はこんなにぞんざいなのに!