主人公の得物がマクアフィテル(黒曜石の刃がついた木剣)だなんて、なんて新しすぎる漫画なんだ
と、思ってたら普通に銅剣だった件
マクアフィテルはアステカ、アクリャはインカ
マヤ・アステカは中米、インカ・ナスカが南米。よし覚えた
Aclla−太陽の巫女と空の神兵 というインカ(風架空世界)をモチーフにした同人STGがある。
で、同名の漫画もあったりする
- 作者: 高田慎一郎
- 出版社/メーカー: Bbmfマガジン
- 発売日: 2009/11
- メディア: コミック
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ナニその平成の美談。
と、思ったらシューティングゲームサイドのインタビューを読むと、元々ゲームが先で、キャラクターデザインの担当者がそれとは別に漫画を書く際に「何かネタない?」>「じゃあAclla描こうぜ」みたいな流れだったらしい。故に漫画の方が二次だとか。
シューティングゲームサイドVol.1 (GAMESIDE BOOKS)
- 作者: ゲームサイド編集部
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン社
- 発売日: 2010/10/17
- メディア: ペーパーバック
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でまぁ、根っこが同じでもメディアが変われば見せ方も変るということで、ゲームの方は、まるで地獄の釜のふたが開いたかの如くクリチャーが乱舞し
なんだか具合の悪くなりそうな弾幕の下、こちらもモリモリ弾をうちながら神器を用いてホーミングったりスプレッドったりする先行ボム&張り付き命ゲーですが、漫画のほうだと、謎弾幕とかはさっぱり撃つ様子もなく(一名除く)、何かコンキスタドーレ相手に「銅剣では鋼の剣に受けられただけで削れる」だとか「マスケットは射撃後20秒は再射撃できない」みたいな地味な事をやってます。
まぁ、これはこれで。
銅2H武器は将来への布石のつもりが実は死亡フラグ。なんてのはよくある事。「鋼スゲー!スゲーゆうかヒデー!」が身につまされる話という人は多い筈。このBlog付近では。
どうもゲームの面構成や漫画のほうを見ると、平行世界かループものっぽいので、両者の展開にどの程度類似性があるかは謎。
現実世界史との微細なずれも、平行世界ネタのうちなのかどうか不明。タワンティン・スーユ>ピスカ・スーユ、エスパーニャ>エストレージャといった国名のすり替えを行ってる一方で、ピサロやアメリカはまんまだし
まぁ、世界の構造だとかはあくまでも舞台設定で、肝というか描きたい部分はカイとチャルチの百合々々した部分なのかも知れませんが。
前者の世界構造的な部分をちゃんと描こうとしてるとするなら、既刊2巻であんまり話が進んでないというか余裕で十巻超なペースだし、目線があまりにディテールの部分にいってるような。
ゲームの方もスタッフロールを見ると続きがあるようなないようなですが、Blog見てみると冬コミは在庫をもっていくだけっぽいし。ああ、でも追加シナリオとか言ってるのか。
なんか随分、特殊な経緯の漫画をWEB雑誌で描いてるので、てっきりこれがデビュー作かと思ったら、作者の高田慎一郎はたぶん割りとキャリアの長い人で、読んだことないけど「神様のつくりかた」とかの人だそうな。
wikipediaによると
>反面顔の描き分けがあまりできないようで、特に女キャラの顔は見分けがつかないとよく言われる。
とえらい言われようだが、そこまで酷くはないような気はする。か、髪型とか違うし!
とはいえ、温泉のシーンのケチャ姉とチャルチだけはさすがに判別しがたかった...えーと、遠景で瞳が黒いほうがチャルチで少し釣り目気味なのがケチャ姉。多分!
1巻は殆どのネット書店でも在庫切れのようですが、どうやらJBOOKだとまだ買えるようです。
ゲームの方は動画をみると無理ゲーっぽく見えますが、ゲーム内で被弾に応じて難易度変化があったりボムの無敵時間がわりと長かったり、ボム・残機補充が頻繁にあったりで、クリアするだけなら比較的楽になんとかなる感じです。
ルート開放時だけはレートを維持しないといけないのでがんばる羽目になりますが。
コチラはメッセサンオーに委託中。