(ファルコムの)イースってイスの事らしい

モチーフになったとか言われても、消えた古代都市ってぐらいしか共通項がないので正直ピンとこなかった。IsとYsだし。

Ysは恐らくイタリア語かラテン語書きでちょうど(というか)イスの都をテーマにしたアルバムがある。IL BALLETTO DI BRONZO =the Bullet of Bronze。青銅の弾丸とゆーイタリアン・プログレ・バンドの二枚目である。

芸風は一言でいうならカオス。この時代(1972)の電子オルガンをベロベロ弾きまくるプログレといえば、EL&PやTriumviratなんだけどそれらよりも遥かに呪術的というか暗くて怖いんである。この二つの暗黒面を濃縮したような感じではあるが、先は読めないんだけど聴きにくいかというとそうでもなくて、一応最低限のわかりやすいラインはキープしてる感じ。アモン・デュール辺りとかの本当にわけのわからんようなジャーマン系よりは全然フツー。といった按配。

ざわざわ……ざわ…ざわ…

どうやらイタリアンプログレ自体が大体そういうものらしいが、他にイタリアンといわれても(サスペリアとかの)Goblinくらいしか知らないわけで、ぁあ、でも、まぁ、うん。確かに、そういう感じですかね。
タルカス直後のジェレミー・ベンダーの普通ポップぶりにズコーと来たけど、ジャーマンは怖いです。位の人におすすめ。多分。

今ならAmazonでUS版が比較的安価

Ys

Ys

旧盤の紙ジャケの奴だとボーナストラックが一曲多いが、そこにほぼ倍額の価値を見出せるかはその人しだい。